介護業界の難関試験の概要と注意点

正しくは介護支援専門員と呼ばれる難関資格及び職業の総称がケアマネージャーです。

介護に携わる多くの人達にとって憧れの的となっており、介護保険制度という名の体系における核心的な役割を果たします。

そのお年寄りが保険を利用できる要介護者であるかどうかの認定作業、ケアプラン作成などが主な仕事です。

ケアマネージャー試験の合格率は第一回において44%もありましたが、いまや10~20%台にまで落ちています。

このようにただでさえ狭き門となっているのですが、誰もが無条件で受けられるわけではありません。

医師や看護師、栄養士などの特定医療系資格を有し、尚且つ実務経験を5年以上積むことでようやく受験資格を得られます。

医療系資格を有していない場合、10年以上の実務経験が必要です。

ケアマネージャー試験に合格するためには、2つの区分それぞれにおいて7割以上正解することが求められます。

つまり介護支援分野で8割正解できたとしても、もう片方の保健医療福祉サービス分野で6割しか獲得できなかったら不合格となるわけです。

しかしこれは設問難易度がニュートラルだった場合の話。

難易度によっては7割に満たずとも合格できる場合があり、逆もしかりです。

以前は特別な資格を有していれば免除される科目があったのですが、そのような特例は無くなりました。

ですから介護分野における偏りの無い豊富な知識が求められます。

実施時期は毎年10月2日と決まっていますが、願書受付時期は自治体によって違いますから要注意です。